tableau-mcp-eas-auth
An experimental fork of tableau-mcp that adds an EAS (external authorization server) authentication mode, enabling per-user embedding and REST sign-in with RS256-signed JWTs for Tableau Cloud.
README
Tableau MCP — EAS auth mode fork
これは tableau/tableau-mcp の実験的フォークです。 本家プロダクトの README・ドキュメント・Issue・サポートは upstream と 公式ドキュメント を参照してください。 This is an experimental fork of tableau/tableau-mcp adding an
AUTH=easmode. For the official product, please refer to the upstream repository.
このフォークは認証モード AUTH=eas(Connected App / OAuth 2.0 Trust = 外部認可サーバー) を
追加する。MCP サーバー自身を Tableau サイトに EAS として登録し、サーバーが保持する RS256 鍵で
REST サインイン用 JWT と埋め込み用 JWT の両方を署名する。ゴールは、ユーザー体験を
「OAuth リダイレクトで Tableau にログインし、サイトを選ぶだけ」に保ったまま、MCP Apps の
per-user 埋め込み viz を成立させること。設定方法と環境変数は
docs/.../authentication/eas.md を参照。
背景 — なぜ EAS モードが必要か
tableau-mcp の MCP Apps 機能は、チャット UI 内の iframe に Tableau viz を埋め込み表示できる
(render-interactive-viz / get-embed-token)。この埋め込みには Embedding API v3 用の JWT が
必要になる。upstream 4.0.6 時点で、サーバーがその署名に使える材料は次の2つしかない:
- direct-trust(Connected App / Direct Trust): サイト単位の共有 secret(HS256)。動作するが、 site-wide の secret をサーバーに置く運用になる
- uat(Unified Access Token): Tableau Cloud Manager 経由で組織管理者が構成する仕組み(2025年12月導入)。Cloud Manager への アクセス権が前提で、サイト管理者の権限だけでは完結しない
per-user かつ一般の Tableau Cloud サイトで使える署名方式が存在しない。これが EAS を第3の方式として
実装した理由である。EAS はサーバー内部への「署名器」の追加であり、既存の OAuth ログイン層
(src/server/oauth/)には一切手を入れていない。
Tableau Cloud で実測して確定した仕様
公式ドキュメントに無い・矛盾している挙動。2026年8月時点、Tableau Cloud サンドボックスでの実測:
audクレームはtableau:<site_luid>が正。ヘルプの一部に残る素の"tableau"は エラー 10084 で拒否される(旧仕様)。site LUID は Connected App 登録後の「Copy Site ID」で 取得できる- Tableau は EAS の JWKS 発見時、issuer の
/.well-known/openid-configurationと/.well-known/oauth-authorization-serverをノードによって使い分ける。片方だけ serve すると サインインが確率的に失敗する(実測で成功率 ~1/6 まで低下)。両パスに同一メタデータを serve することで安定する jtiは単回使用として強制される(エラー 10091)。トークンごとに UUID を生成する必要がある- UI 登録(Name / Issuer URL / Enable のみ)だけで JWKS 発見は機能する。
jwksUriの明示指定は REST API(Register EAS)でのみ可能だが、必須ではなかった - REST サインインも Embedding API v3 も EAS 署名 JWT を受理する(embed は scp
["tableau:views:embed"])
デプロイ構成の注意(Tableau Cloud)
- issuer は Tableau Cloud から到達可能な公開 HTTPS URL であること。Tableau 側がメタデータと JWKS を能動的に fetch しに来るため localhost 不可。ローカル検証には HTTPS トンネルか リモートデプロイが必要
- 埋め込み認可サーバーモード(
OAUTH_EMBEDDED_AUTHZ_SERVER=true)は Cloud のリモートデプロイでは 使えない。Tableau Cloud の OAuth エンドポイント(client_type=tableau-mcp)は、認可コードの 返し先(redirect_uri)をhttp://127.0.0.1:<port>の loopback に限定している(公開 HTTPS は 400)。この許可リストを広げる設定は Tableau Server の TSM にしか存在しない。Cloud ではOAUTH_ISSUER=https://sso.online.tableau.com+OAUTH_EMBEDDED_AUTHZ_SERVER=falseを使う - sso.online.tableau.com は動的クライアント登録(DCR)非対応・CIMD のみ対応。DCR 前提の mcp-remote(0.1.38 時点)では接続できない。CIMD 対応の MCP クライアント (claude.ai のカスタムコネクタ等)を使う
- サーバーの配置リージョンは Tableau ポッドの近傍を推奨(JWKS fetch のレイテンシ対策)
既知の制約(サーバー外、2026年8月時点)
Claude Desktop / claude.ai では、MCP Apps 内の viz 表示だけが 「Authentication was unsuccessful」で失敗する。これはサーバー側の問題ではない。 スタンドアロンの Embedding API v3 ページでは同じ JWT で viz が描画されることを確認済み。
原因は Claude 側の MCP Apps サンドボックスが UI リソースの csp.frameDomains 宣言を無視して
frame-src 'self' を強制し、Tableau viz のネスト iframe をブロックすること
(anthropics/claude-ai-mcp#40)。
frameDomains を尊重するホストでは動作する見込み。
Viz 状態スナップショット(このフォークの追加機能)
埋め込み viz をユーザーが操作すると、iframe 側が**現在のフィルター・パラメーター・選択マーク・
アクティブシートの要約データ(件数上限つき)**をスナップショットにまとめ、ext-apps の
updateModelContext でウィジェットのモデルコンテキストへ push する。これによりモデルは
「いま画面に出ている数字」を推測や再クエリなしで答えられる。スナップショットに無いカット・
別シート・打ち切られた行の先は query-datasource で公開データソースを引き直す。
render-interactive-viz のツール結果は content[0] に従来どおりの生 JSON、content[1] に
この使い分けを説明するガイダンステキストを返す。content[0] は iframe が JSON.parse するため
バイト単位で変更してはいけない。
動作の全体像
「状態の把握」と「データの取得」を分離しているのが要点。前者は push 済みのスナップショットで 即答でき(ツールコール不要)、後者だけがツールコールになる。どちらの経路にも Tableau への 書き込み・MCP サーバー側の状態保持は無い。
sequenceDiagram
actor U as ユーザー
participant V as Tableau viz<br/>(入れ子 iframe)
participant A as スナップショットブリッジ<br/>(MCP App iframe)
participant H as Claude ホスト
participant M as モデル
participant S as MCP サーバー
participant T as Tableau Cloud
U->>V: フィルター・パラメーター・選択を操作
V-->>A: 変更イベント(debounce 2 秒で settle 待ち)
A->>V: 状態と要約データを読み取り<br/>(直列キュー + タイムアウト)
A->>H: updateModelContext(スナップショット JSON)
Note over H,M: ホストが保持し、モデルは毎ターン参照できる(毎回上書き・累積しない)
U->>M: 「いま画面に出ている数字はどう?」
M-->>U: スナップショットを参照して即答(ツールコール不要)
U->>M: 「別のカットで深掘りして」
M->>S: query-datasource(画面状態をクエリ条件に翻訳)
S->>T: VizQL Data Service(ステートレス)
T-->>M: 集計結果
M-->>U: 画面状態を踏まえた分析
ウィジェット恒久破損(brick)という失敗モード
これは運用上もっとも重要な注意点である。 Claude ホストはウィジェットのモデルコンテキストに 約 16,000 トークンの上限を課す。この値は公開仕様ではなく実装依存であり、しかも判定は push 時ではなく表示(display)時に行われる。
結果として次の順序で不可逆な破損が起きる:
- 上限超過のペイロードでも push 自体は成功し、ホスト側に保存される
- 次の表示時に上限判定が走り、ウィジェットがレンダリングを恒久的に拒否する
- レンダリングされない = iframe が動かない = 保存値を上書きできる唯一の手段が失われる
- そのツールキーは以後永久に死ぬ
復旧手段はツール名(= ウィジェットキー)のリネームのみ。 リネームが必要な箇所:
src/tools/web/renderInteractiveViz/renderInteractiveViz.ts—name:フィールドとgetAppConfig(...)の引数(resourceUriはui://<tool-name>/mcp-app.htmlとして ツール名から生成されるため、ここを直せば追従する)src/tools/web/toolName.ts—webToolNames配列(42行目付近)とwebToolGroupsのmcp-appsグループ(103行目付近)の両方src/server/oauth/scopes.ts—toolScopeMapのキー(329行目付近)と、mcp-apps 無効時にenabledTools.delete('render-interactive-viz')する箇所(399行目付近)
防御 — クライアント側ハードキャップ
上限判定が push 時に行われない以上、送る前に自分で止めるしかない。iframe 側は
src/web/apps/src/embed/vizState/payload.ts の PUSH_BUDGET_BYTES = 30,000 バイトを
ハードキャップとして持つ。
- 保守的に 2.5 文字/トークンで見積もって約 12k トークン。16k に対して約 25% のマージン
- 予算を超えるペイロードは送信しない。データ行を削って収まる形にしてから push する
- 16,000 という値が実装依存である以上、キャップは変更可能な定数として置いてある
想定しているダッシュボード像
本機能がどんなダッシュボードを想定して設計されているか(フィルター/パラメーターでの 状態表現、公開データソースの参照、計算フィールドの置き場所)と、その根拠となる Embedding API / VDS の制約は AI-DASHBOARD-NOTES.md に 制約メモとしてまとめてある。
検証記録
実 viz に対する手動受け入れ(capture→push 経路の実機検証)の結果と、そこで確定した 事実は verification/viz-state/ACCEPTANCE.md に 記録してある。
Tableau Server への読み替え
Server では EAS 登録が TSM(サーバー単位)になる、JWKS の公開露出が不要になる、 埋め込み認可サーバーモードが TSM 設定でリモートでも成立する、など複数の点が変わる。 TABLEAU-SERVER-EAS.md に整理してある(未実測)。
License
Upstream に従い Apache-2.0。
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